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広島死体遺棄まとめ

最終更新■

広島死体遺棄事件のまとめ

このページでは、広島死体遺棄事件(広島LINE事件、広島少女殺害事件、呉16歳少女集団暴行死事件などとも呼ばれる)に関するあらゆる情報をかき集めた「広島死体遺棄事件の実態・供述・逮捕(呉市灰ヶ峰)」の内容から情報を整理し、1つ1つまとめていきます。そのうちWikipedia(ウィキペディア)で専門的なまとめが作成されるかもしれませんが、当ページでは専門用語を噛み砕きより理解しやすいまとめページにしたいと思います。

もくじ

事件の概要【死体遺棄・強盗殺人・監禁・窃盗】8/23更新

平成25年6月28日未明、広島県呉市の灰ヶ峰山中で起きた集団リンチ殺人事件です。

瀬戸大平容疑者(21)含む少年少女ら計7人は共謀し、広島市安佐北区在住の黒瀬恵理華さん(16)に集団暴行を加え殺害、現金やキャッシュカードなどを奪ったうえ死体を山中に遺棄したとされる事件です。集団暴行を加え、現金やキャッシュカードなどを奪ったうえで殺害、死体を山中に遺棄したとされる事件です。

7月12日、主犯格の無職少女が警察署に出頭し「友人と山に行き、殺して遺体を捨てた」と自首したことで事件が発覚。無職少女は7月14日未明に死体遺棄容疑で逮捕されました。

無職少女は当初「1人でやった」と共犯の関与を全面否定していましたが、携帯電話によるやり取りの履歴など、警察の捜査により共犯者が浮上。7月17日、新たに瀬戸大平容疑者ら6人が逮捕されました。

逮捕当初は現金やキャッシュカードを奪っていた事実は判明していませんでしたが、その後の捜査により現金4万2千円とキャッシュカードが奪われていた事実が判明し、さらに瀬戸大平容疑者ら計3人に関してはキャッシュカードを使いATMから現金2千円を引き出していたことも判明。

8月3日、少女ら7人全員を強盗殺人と監禁の容疑で再逮捕しました。(瀬戸大平容疑者ら計3人は窃盗の容疑も適用)

さらに捜査を進めることで、黒瀬さんの首を絞めて殺害したのは無職少女およびその交際相手の2人であると分かりました。

そして8月23日、無職少女とその交際相手の2人を強盗殺人・監禁・死体遺棄の罪、他4人の少年少女らに関しては強盗致死・監禁・死体遺棄の罪で、広島家裁に送致しました。うち2人は窃盗罪も含まれています。

瀬戸大平容疑者は同日、強盗致死・監禁・死体遺棄・窃盗の罪で広島地裁に起訴されました。

少女ら6人に関しては、広島家裁は9月5日までの観護措置を決定しました。観護措置とは鑑別所送致のことで、鑑別所への収容は2週間単位で行われます。

そのため、9月5日が近づいたら2週間の延長がなされることでしょう。鑑別所は一般的に4週間の収容、最大で8週間の収容となります。

容疑者情報のまとめ【8/30更新】

瀬戸大平容疑者(21)
広島死体遺棄事件の運転手役をしていた。鳥取県湯梨浜町在住。別の強盗致傷事件で8/28に再逮捕。

無職少女(17)
最初に自首した少女。被害者少女とは高等専修学校の元同級生で、広島死体遺棄事件の主犯格。黒瀬さんの首を絞めて殺害した実行犯でもある。広島市東区在住。

黒瀬さん(16)
広島死体遺棄事件の被害者。無職少女と高等専修学校の元同級生だった。無職少女は中退しているが、黒瀬さんは在籍。広島市安佐北区在住。

少年A(17)
無職少女の交際相手。無職少女とともに黒瀬さんの首を絞めて殺害した実行犯。熊本県荒尾市在住。(住所は熊本で、実質は広島市に住んでいた)

少女B(16)
少年Cの交際相手。生活保護費を受給しながら、無職少女らとともに接客業をしていた。広島市中区在住。

少年C(16)
少女Bの交際相手。鳥取県米子市在住。本件とは別の強盗致傷事件に瀬戸容疑者らと関わっていた。

少女D(17)
LINEのグループ仲間で、黒瀬さんとは初対面。少女Eとともに呼び出し役を行なった。広島県呉市在住。

少女E(16)
LINEのグループ仲間で、黒瀬さんとは初対面。少女Dとともに呼び出し役を行なった。広島県安芸郡在住。

容疑者が多くゴチャゴチャしておりますので、以上のように呼称を定めたいと思います。
ニュースなどで「鳥取県米子市の少年」などと報道されていれば、それは当サイトでは「少年C」となります。

少女らの今後の流れ・処分・量刑【11/5更新】

まず現在の状況としては以下のとおりです。

無職少女
 ・7月14日未明に死体遺棄容疑で逮捕
 ・7月15日朝に送検
 ・8月3日午後に強盗殺人罪・監禁罪で再逮捕
 ・8月5日朝に広島地検へ送検
 ・8月23日に強盗殺人・監禁・死体遺棄の罪で鑑別所送致
 ・10月17日、逆送(検察官送致)
 ・10月25日、強盗殺人・死体遺棄・監禁の罪で起訴

少年A
 ・7月17日に死体遺棄容疑で逮捕
 ・7月19日朝に送検
 ・8月3日午後に強盗殺人罪・監禁罪で再逮捕
 ・8月5日朝に広島地検へ送検
 ・8月23日に強盗殺人・監禁・死体遺棄の罪で鑑別所送致
 ・10月17日、逆送(検察官送致)
 ・10月25日、強盗殺人・死体遺棄・監禁の罪で起訴

少女B
 ・7月17日に死体遺棄容疑で逮捕
 ・7月19日朝に送検
 ・8月3日午後に強盗殺人罪・監禁罪・窃盗罪で再逮捕
 ・8月5日朝に広島地検へ送検
 ・8月23日に強盗致死・監禁・死体遺棄・窃盗の罪で鑑別所送致
 【確定】10月15日、中等少年院送致(相当長期3年程度)

少年C
 ・7月17日に死体遺棄容疑で逮捕
 ・7月19日朝に送検
 ・8月3日午後に強盗殺人罪・監禁罪・窃盗罪で再逮捕
 ・8月5日朝に広島地検へ送検
 ・8月23日に強盗致死・監禁・死体遺棄・窃盗の罪で鑑別所送致
 ・10月17日に強盗致傷の罪で観護措置(鑑別所送致)継続
 【確定】10月30日、中等少年院送致(相当長期4年程度)

少年D,少女E
 ・7月17日に死体遺棄容疑で逮捕
 ・7月19日朝に送検
 ・8月3日午後に強盗殺人罪・監禁罪で再逮捕
 ・8月5日朝に広島地検へ送検
 ・8月23日に強盗致死・監禁・死体遺棄の罪で鑑別所送致
 【確定】10月15日、少女D,少女Eに中等少年院送致

瀬戸大平容疑者(21)
 ・7月17日に死体遺棄容疑で逮捕
 ・7月19日朝に送検
 ・8月3日午後に強盗殺人罪・監禁罪・窃盗罪で再逮捕
 ・8月5日朝に広島地検へ送検
 ・8月23日に強盗致死・監禁・死体遺棄・窃盗の罪で広島地裁に起訴
 ・8月28日に強盗致傷罪で再逮捕
 ・9月18日に強盗致傷罪で広島地裁に起訴

少年審判の結果に関するお知らせ【11/5更新】

■10月15日
10/15、広島家庭裁判所にて、少女B(広島市中区の少女-16歳)・少女D(呉市の少女-17歳)・少女E(安芸郡の少女-16歳)の少年審判が開かれました。
※少年少女らのアルファベットによる表記分けは、上記の一覧をご参考ください。

植田智彦裁判長は決定要旨で、事件を「極めて悪質」とする一方で、3人に殺意はなく、死体遺棄罪にも当たらないと認定。

3人それぞれの成育環境などに触れ「保護処分の選択を社会的に許容しうる特段の事情がある」と判断しました。

3人のうち少女Bに関しては「主犯格の少女とともに暴力的な制裁を企てた」「車内での暴行に加わり、金品の強奪に積極的に関与した」などと悪質性を指摘する一方、「依存的で同調しやすいことが犯行に関連している」「灰ケ峰での暴行や殺害行為には加わっていない。過酷な成育歴を背景とする問題が大きく、専門的な指導が必要」とし、殺害行為に加わっていないことや劣悪な家庭環境などを考慮したとのことです。収容期間は、「相当程度の長期間(3年程度)」と勧告した上で、中等少年院送致を言い渡しました。

少女Dおよび少女Eに関しては「興味本位で被害者の呼び出し役を引き受けた」とし、いずれも責任は軽視できないとしながらも、暴行や殺害行為に加わっていないことなどから「関与の程度は他の少年少女らに比べて大きな隔たりがある」と判断したようです。

■10月17日
10/17、広島家庭裁判所が無職少女(広島市東区の少女-17歳)・少年A(熊本県荒尾市の少年-17歳)の逆送(検察官送致)を正式に決定しました。

今後、無職少女と少年Aは成人と同様の刑事裁判へかけられることとなり、裁判員裁判へと移行することになります。

この2人の少年審判に関する詳細は、以下に決定要旨の全文を記載しています。

■10月30日
10/30、広島家裁で少年C(米子市の少年-17歳)の少年審判が開かれました。

植田智彦裁判長は決定要旨で「山中で他の少年少女らと被害者に激しい暴行を加えた。責任は相当に重い」と指摘しました。

その一方で、犯行への関与が従属的であったことや、成育環境が事件の要因となったことを考慮。死体遺棄罪の成立も否定しました。「矯正可能性は十分にある」として「相当程度の長期間(4年程度)」の勧告をつけた上で中等少年院送致を言い渡しました。

逆送に関する家裁決定要旨の全文【10/18執筆】

■少年少女らの関係
 広島市東区の少女(17)は昨年末から今年初めごろにかけて中区の少女(16)と知り合い、今年5月ごろ、インターネット上で知り合った熊本県荒尾市の少年(17)と交際を始めた。3人はこのころから、中区の少女方で、中区の少女の交際相手である米子市の少年(16)、鳥取県湯梨浜町別所の瀬戸大平被告(21)との計5人で共同生活を始めた。
 東区の少女と荒尾市の少年、中区の少女、米子市の少年の4人は家庭に居場所を見いだせないという類似した境遇にあったため、特別な絆を持った関係と考え、「Fam(ファミリー)」と称していた。
 東区の少女は今年6月初旬ごろ、無料通信アプリLINE(ライン)を通じて、広島県安芸郡の少女(16)、呉市の少女(17)と知り合ったが、犯行の際に初めて対面した。

■東区の少女の処遇の理由
 少女は、被害者からLINE上で悪口を言われて怒りを募らせ、短絡的に監禁や暴行に及び、被害者への悪感情を晴らしたいなど自己中心的な動機で殺害した。被害者への制裁の計画から殺害まで常に主導的、支配的に振る舞い、強い殺意に基いて殺害後、すぐに死体を遺棄した。役割は他の共犯者に比べ格段に大きく、責任は極めて重い。
 一方、共犯者が少女をあおったという面は否定できず、粗暴性の強さや感情統制力の弱さには複雑で過酷な成育歴が強く影響している。自首し、被害者や遺族への謝罪を述べるなど罪に向き合う姿勢も示し、矯正の可能性も低くない。
 しかし、犯行が執拗かつ凄惨で、少女が終始主導していたなどの悪質性に照らせば、犯行の反社会性や反倫理性を大きく減じる事情とはなりえず、保護処分を選択する特段の事情があると認めることはできない。

■荒尾市の少年の処遇の理由
 少年は東区の少女に誘われ、深く考えず暴力的制裁に賛同した。少女の後に被害者の首を絞めて命を断つ重要な役割を果たすなど、犯行全体を通じて相当の積極性を有していた。少女に次ぐ地位で関与したというべきで責任は非常に大きい。
 一方、幼少時からの過酷な成育歴で、暴力への抵抗感が薄れていた可能性は否定できず、他者の心情を思いやることが不得手である。適切な人間関係の持ち方が学べないまま、少女らに出会い、犯行に加わった。
 しかし、犯行は少年の養育と直接関係ない。少年が抱える問題も責任能力に影響を及ぼすほどではなく、少年は当時、違法性を十分認識していた。少年が抱える問題などは犯行の悪質性を大きく軽減するものではなく、保護処分を選択する特段の事情があると認めることはできない。

■付言
 東区の少女と荒尾市の少年の性格や行動様式には、不適切で過酷な成育環境などが大きな悪影響を及ぼしているものと考えられる。この点について2人には何の責任もない。2人を検察官に送致すべきだと判断したが、矯正教育や治療の必要を否定するものではない。更生の可能性があるとも考えており、処遇に当たって矯正教育や医療的関わりがされることを切に願う。

少女ら5人に対する処分に関する個人的感想【10/18執筆】

警察が全員を強盗殺人罪や強盗致死罪を適用して再逮捕したり、検察が瀬戸大平容疑者を強盗致死で起訴したこと、社会全体の世論などを考慮すると、かなり厳しい展開になることが予想されました。

少女Bは逆送確定だと思っていましたが、3年間という相当長期ながらも少年院送致という結果になりました。
少女D,Eの2人も少年院送致(おそらく1年程度)となりました。

「更生させる」という視点で言えば、この3人に対する処遇は最も最適な処分だと思います。

無職少女と交際相手の少年Aは逆送になりましたが、これはもう仕方がないですね。
ただ、裁判官が逆送を言い渡しながら「矯正教育や医療的関わりがされることを切に願う」と付言するのは異例のことで、聞いたことがありません。

これは”少年院での矯正教育や、医療少年院での医療的矯正教育”が望ましいと言っているのだと思います。

私は少女らの家庭事情を詳しく知りませんが、鑑別所などの調査により明らかになった少女らの劣悪な家庭環境、そして犯行当時16歳だったという若さを考慮した結果のことでしょう。

量刑を決める上で①被害者(遺族)の処罰感情の強さ②被告の反省度合い、の2つが非常に重要になりますが、被害者遺族は我が子や自分自身の教育にも責任があったことを自覚していることと思いますので、①はそれほど強くないと思います。

よって今回の裁判においては、②被告の反省度合い、が重要になってくるのではないでしょうか。

少女らが自らの行為に関して心から反省し、そしてそれを被害者、遺族、裁判官・裁判員の方々に対して、全力で態度に示すことができれば、家裁送致(中等または医療少年院送致)の判決となる可能性もあるように思います。

正直なところ、今後どういう結末になるか全く分かりませんが。
可能であれば少女らの公判など傍聴しに行けたらと思っておりますので、その際は裁判状況を随時更新していきたいと思います。

無職少女の鑑定留置が決定【2014/6/4執筆】

5月28日に広島地裁で第2回公判前整理手続きがあり、無職少女の弁護側が求めた鑑定留置を認める決定がなされました。

これにより、無職少女の事件当時の精神状態・生い立ちの影響などを調べることになります。

現時点で、無職少女の交際相手の少年Aに関してはまだ鑑定留置となってはいませんが、今後少年Aの弁護側が要求し地裁が決定すれば、無職少女と同じように鑑定留置となる可能性があります。

医療機関などに身柄を移し、精神科などの専門家が数ヶ月間にわたり鑑定し、精神障害など何らかの問題を抱えていなかったか医学を元に調べられます。

これにより刑事責任能力の有無、およびその程度を判断する材料となり、量刑に関わってくることになります。

少女らの今後の流れ【8/3執筆】

少女らは全員、強盗殺人罪および監禁罪の2つの罪、また一部の容疑者については窃盗罪も含む3つの罪で、広島地方検察庁に送検されます。

送検は”逮捕から48時間以内”にしないといけませんので、早くて明日8月4日、遅くとも8月5日の午前中には送検されます。

送検された日を1日目と起算し、留置場へ20日間にわたり勾留され、警察や検察による事情聴取などが行われます。

最大の勾留期間は原則として20日間、場合により25日間となっていますが、今回のケースは25日間の勾留が可能な事例ではありませんので、どれだけ引っ張っても20日間勾留が限度となります。

8月5日に送検されたと仮定するならば、8月24日が勾留期限となりますので、そこからは留置場ではなく少年鑑別所へと移送されます。(さらなる再逮捕が行われた場合は除く)

鑑別所の収容期間は平均4週間となり、その後に少年審判が開かれます。

少年審判の日程は9月16日~23日あたりになるかと思われますが、再逮捕が重なったり捜査が難航したりすれば遅れるでしょう。

”少年審判”は、未成年の少年少女らに与える処分を言い渡すもので、大人でいう”裁判”のようなものです。

少年審判は家庭裁判所(家裁)が行いますが、家裁の管轄では「少年院送致」が最も重い処分となります。

今回は7人全員に強盗殺人罪が適用されていますので、家裁の管轄で済まされる可能性は非常に薄く、ほぼ間違いなく全員が逆走(検察官送致)されることになります。

逆走されることで、未成年でも裁判が行われることになります。家裁の管轄ではなく地方裁判所(地裁)での判決を言い渡されることになるのです。

ほぼ完全に大人と同様の扱いを受けることになりますので、まずは検察により起訴されることになります。

起訴されることにより裁判所での審理が開始され、裁判員裁判へと発展します。

今回は事件が重大かつ共犯も多いなど様々の理由から、起訴~判決までは6ヶ月以上かかるのではないかと推測します。

少女らの今後の流れ【9/15一部訂正】

8月23日、少女ら6人は家裁送致され、9月5日までの観護措置が決定されました。

観護措置とは鑑別所へ収容することを意味し、少女ら6人は9月5日まで鑑別所(おそらく広島鑑別所)に収容されることになります。

鑑別所への収容は2週間単位で行われるため9月5日が期限となっていますが、基本的に期限が近づいたら「期間をもう2週間延長しますよ」といった旨の書類が家裁から鑑別所に届き、2週間延長されることになります。そうすると、9月19日までが次の期限となります。

ちなみに鑑別所への収容は4週間となるのが一般的ですが、最短2週間・最大8週間までの収容が可能です。

今回の事件は容疑者が多くかつ、事件内容が重大・複雑になっていますので、6週間または8週間の収容になる可能性もあります。そうなると、10月3日または10月17日が期限として選択されます。

少年審判は観護措置の期限(最終日)の数日前に行なわれるため、9月19日・10月3日・10月17日のどれかの期限日の数日前に、広島家裁で少年審判が開かれることになるでしょう。

そこで高確率で「逆送(検察官送致)」を言い渡されることになり、少女らの身柄は鑑別所から拘置所へ移送(そのまま鑑別所のままの場合もあり)、瀬戸容疑者と同じように起訴され大人と同じ裁判(裁判員裁判になる)へと発展することになります。

少女らに適用される罪名と量刑に関する予備知識【8/3執筆】

少女らは強盗殺人・死体遺棄・監禁、および一部の容疑者は窃盗という罪名で逮捕されています。

ここで最も重い罪名は強盗殺人となり、むしろ他の罪名は強盗殺人に比べると大して重い罪ではありません。

検察は上記の罪名で起訴しようとしてくるでしょうが、少女らの弁護人は「強盗殺人は適用されない。罪名は殺人と窃盗だ。」「殺意はなかった。罪名は傷害致死と窃盗だ。」など、各少女らの事件への関与レベルから、様々な主張(弁護活動)をするでしょう。

強盗殺人の量刑は、成人であれば”無期懲役または死刑”となります。

18歳未満の場合、”死刑が相当”と判断された場合は”無期懲役”を科すことになり、”無期懲役が相当”と判断された場合は”10年以上15年以下の有期懲役(または禁錮)”に減軽することができますが、それでも強盗殺人罪での判決を言い渡された場合、少なくとも10年以上の懲役が確定(原則)するとともに、無期懲役となる可能性も低くありません。

原則として最短10年~15年、最長で無期懲役、となるのです。

そのため、弁護側は強盗殺人罪をいかに回避できるか、検察側はいかに強盗殺人罪で立件させるか、というのが争点になると思います。

7人全員に強盗殺人が適用されるとは思えませんが、現時点で警察が発表している内容を踏まえて考えると、無職少女(主犯格の少女)に関しては強盗殺人が適用される可能性も低くないと思います。

以前、7月20日時点での私の個人的予想として懲役3年~10年の間で予想をしていましたが、無職少女に関しては無期懲役の可能性も出てきました。

ただし、少女らがどのタイミングで、どういう経緯で現金を奪ったのかが詳細まで明らかになっていませんので、今後の捜査次第では、検察が起訴する段階には殺人と窃盗という形で罪名が分割される可能性もまだ残っています。

また、無職少女および首を折った者(殺害に至った直接的要因を作った人物)以外に関しては、おそらく殺意が無かったでしょうから、強盗殺人や殺人の適用はされない可能性が高いと推測します。

もしも首を折った者(殺害に至った直接的要因を作った人物)が無職少女であれば、瀬戸大平容疑者や他5人の少年少女らは殺人幇助(または傷害致死)・死体遺棄・監禁・窃盗などの罪に問われることになるかと思います。

成人である瀬戸大平容疑者は”強盗殺人で逮捕されたから無期懲役か死刑が確定”などとネット上では話題になっていますが、私の予想としてはそうならないと思います。

今後の警察と検察による捜査活動と、容疑者らの供述、弁護士による弁護活動などで、どうなるかが少しずつ固まっていきます。また詳細が明らかになってきましたら改めて量刑予想をしたいと思います。

少女らに適用される罪名と量刑に関する予備知識【8/23更新】

無職少女と少年A(交際相手)に関しては黒瀬さん殺害の実行犯として、強盗殺人などの罪で家裁送致されました。

そしてその他の5人に関しては殺意が無かったとする一方、傷害致死と窃盗などのように分割されず、強盗致死などの罪での家裁送致(瀬戸容疑者は起訴)となりました。

強盗致死は強盗殺人よりも一応軽い罪名ではありますが、法定刑は強盗殺人と一緒で「死刑または無期懲役」です。18歳未満ならば、「無期懲役または10~15年の有期懲役」です。

少女らはこれから4週間~8週間の鑑別所生活を終えた後に起訴されることになるでしょうから、まだ時間があるためどうなるか分かりませんが、瀬戸容疑者が強盗致死罪で起訴されていることを考えると、少女らも強盗致死(無職少女と少年Aは強盗殺人)で起訴される可能性が高いでしょう。

起訴される罪名 = 判決を受ける罪名、という訳ではありませんが、かなり重たい判決を言い渡されることになるかもしれません。現時点で少女らの情状は最悪です。

今後の検察による捜査や国選弁護人による弁護活動次第ではありますが、このまま強盗殺人と強盗致死のままで審理が進み、判決もそれらの罪が適用された上での判決となると、原則として全員が10年以上の懲役(最悪で無期懲役)となることになります。

全員が10年以上というのはあり得ないでしょうが、当初の私の予想をはるかに超える量刑を言い渡されることになるかもしれません。

少女らの起訴罪名と量刑予想と結果【11/5更新】

無職少女【強盗殺人、死体遺棄、監禁で起訴】

量刑予想
懲役3年~10年以内
※中等または医療少年院送致の可能性もあり。

少年A【強盗殺人、死体遺棄、監禁で起訴】

量刑予想
懲役3年~10年以内
※中等または医療少年院送致の可能性もあり。

少女B

少年審判結果
中等少年院送致(3年程度)

少年C

少年審判結果
中等少年院送致(4年程度)

少女D、少女E

少年審判結果
中等少年院送致(1年程度?)

瀬戸大平容疑者【強盗致死、監禁、死体遺棄、窃盗、強盗傷害で起訴】

量刑予想
懲役10~15年程度

注意事項

私は法律に関して何の知識も無い素人です。また、警察や検察の予想外の対応、家裁裁判官の異例の付言など、想定外の出来事が続いております。上記の量刑予想は全く的はずれな予想となっている可能性も高いので、あくまでイチ個人の1つの意見として、参考程度にしてください。

無職少女の自首に関する実態【7/29執筆】

7月12日に無職少女が自首したことで判明した広島死体遺棄事件
自首した理由を「事件から数日後に黒瀬さんの遺体を見に行き、ショックを受け自首を決意した」と供述しています。

なぜ1人で自首したのか、なぜLINEのやり取りなど多くの証拠を残し、バレないわけもないのに「1人でやった」と供述していたのか、テレビやネットでは色々な推測が飛び交っていました。

ある専門家は「ヒロイズム」によるものだと分析していました。
ヒロイズム(heroism)とは、英雄的行為、またそれを賛美する心情のことを言います。

ようするに、「共犯をかばって、罪を全部1人で背負う私ってかっこいい」というような心理ですね。

私の周りにはそういった人がいませんでしたのでよくわかりませんが、専門家によると10代の若い少年少女によく見られる心理だそうです。

ただし、17日に逮捕された少年らのうち複数人が、「無職少女と黒瀬さんの2人だけが山中に入り、無職少女が1人で戻ってきた」などと供述していたことから、事前に口裏合わせをしていたことが分かりました。

犯行を1人の責任とした動機に関しては、今のところ分かっていません。

無職少女が1人で罪をかぶった理由(管理人予想)

ヒロイズムな心理はよくわかりませんが、複数人で犯した犯罪で警察に捕まりそうになった時に、誰かが1人の犯行として自供し捕まることはよくある話です。

3人捕まってみんな1年間少年院へ行くよりも、1人だけ捕まって1年間少年院へ行く方が効率が良い。2人が助かるために誰か1人捕まろう、という考えです。

一般的に特によくある話としては「成人をかばって少年が罪を背負う」ケースです。
少年の方が罪が軽いですし実名も出なければ前科もつかないですからね。

以下、無職少女が1人の犯行として自首した動機を、私の個人的予想で何種類か書いてみます。

・あくまで主犯は無職少女であり、黒瀬さんとの間でトラブルを起こしたのも無職少女。そのため、責任は全て(または大部分が)無職少女にあるとして、共犯者の罪をかばった。
・1人で自首してみんなをかばうことにより、社会復帰後、報酬(謝礼金)のようなものを皆から受け取る。「私が1人で罪かぶるから、100万円払って。」というようなもの。
・周りの共犯者から無理やり1人で罪を背負うように言われた。
・無職少女が「自首したい」と言い出し、共犯者は反対。「どうしても自首したいなら、自分1人の犯行ってことで自首しろ。周り(共犯者)に迷惑をかけるな。」などと言われた。

私の10代のころの経験からもとに、知能が低く価値観がずれまくった不良少年少女が考えそうなことを書いてみました。

あくまで個人的な予想なので以上の4つのどのケースにも当てはまらないかもしれませんが、こういったケースは不良たちの底辺世界ではよくある話です。

大抵は罪をかぶるはずだった1人が自供して、共犯者もズルズルと芋づる方式で捕まっていくことが多いですけどね。

無職少女と友人のLINEでのやりとり【8/1執筆】

「人をころしたんよ」

「は?」

「だれを?」

「えりかゆうやつ」

「いま行方不明でさがされよる」
容疑者からのLINE

「なんで殺したん?」
友人からのLINE

「わからん。はらたったけん」

「まって」

「一から説明できる?」

「えりかってこと会ったときに?」
友人からのLINE

「グルチャでいいあいになって、いまからこいやゆてなってあって、タクシーではいがみねいって、殴って蹴ってやら根性焼きやらしよおたらあんま動かんくなって、それで首絞めて最後に首の骨おってなげてすてた」
容疑者からのLINE

「あね。なんで喧嘩なったん?」

「あいつが喧嘩うってきた」
友人からのLINE

「なんて?」

「グルチャでいいあいしおたけないようおぼえてないけど、人間ぢゃないとか?しねとかー。で、ころしたるわいゆうてゆうたらわかったころしにこいやゆうけえころしたった」
容疑者からのLINE

「あね。苛々する気持ちわかるわぁ」

「うん」

「あーもぉ」

「どした」

「どしたって寂しいわぁ」
「てか、なんで特別少年院なん?」

「殺人わとくしょうよー」

その他のやり取り

「いましらべたら10~15年で最悪無期懲役あだってーもお死んだがましじゃんね。」

「いや、ものがみつかったら留置いってとくしょういくけどまだみつからんけん家にかえっとんぢゃけど、逃げたいんよね…」

「あ、そっか。ものって?」

「したい」

「あね。○○って○○の?」

「○○。ねー、お金もはらうし、出来る範囲ならなんでもするけんさ、誰か足おらん…」
容疑者からのLINE

他の友人Aとのやり取り

「◯◯ちゃんつかまるん?」

「今日自首しにいく」

「なんで?」

「えりかがいま行方不明でさがされよるのしっとる?」

「しらん」

「えりかころしたんよ」

「殴って蹴って根性焼きしよおて気づいたらしんどった」

「は?まじ?何で死んだってわかるん?てか死体わ?」

「確認しにいったけん。はいがみねにあるよ」

「え、え、え、はいがみねにうめたん?」

「投げ捨てた」

「でも生きとる可能性とか・・・」

「ないない、みにいったけ。しかも、最後に首の骨おったし」

無職少女のLINEのタイムライン

支えてくれとった皆にちゃんと
ゆっとかんといけんことがある

うち、捕まるの嫌で逃げようとした
でも、捕まって凄い動揺しとる。
けど、◯◯と◯◯ちゃんと
話して本間に決めた
今ちゃんと事情聴取もしよる
皆裏切ってごめんね

◯◯まっとってね
ほんまに、あいしとる
ずっと一緒ょ?♡

◯◯なんだかんだ
姉妹わ姉妹ですね♡わら
まっとってくださいね!!
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少女らの「接客業」とは?【8/1執筆】

売春組織

少女らは「接客業」を行なっていたそうですが、捜査関係者による事情聴取や、マスコミによる独自取材などからその真相が明らかになってきました。

7月21日に別記事で少女らが行なっていた接客業とは?という記事を私の個人的予想として執筆しましたが、おおむね当たっていました。

少女らが行なっていた接客業(接客サービス)は、性的サービス(売春、援助交際)であったことに間違いないようです。

ようするに、デリヘル(デリバリーヘルス)などと呼ばれる性的接客業を、個人でしていたということですね。

一般によく言われる”援助交際”を個人で組織化し、集団で行なっていたということです。男性客も完全に犯罪者ですね。

接客業の真相

無職少女は昨年、家出をきっかけに接客業(売春、援助交際)を始めました。

店を持つことはなく、インターネット上の掲示板など(スマとも・Mこみゅなど?)で客を集めていたといいます。

関係者によると、「かなり稼いでいた。月に数百万とか。」と取材に答えています。

無職少女はそのうちに仲間の少女を集め、少女の体を買う「男性客」と、「仲間の少女」を斡旋、手配する側に回りました

この頃から、複数人の少女による売春組織となっていったと思われます。

少女らの関係者により、「暴力団ともつながりのある”面倒見”がいた」との証言もあります。
こういう商売をする以上、切っても切り離せないのが面倒見ですよね。

殺人行為にこの面倒見が関わっていたのかどうかは不明ですし、そもそも接客業に関してどこまで関わっていたのかも不明です。

単純に「月に数万~数十万をおさめる」というだけで、少女らの殺人行為は面倒見の目の届かないところで行なわれていたのかもしれません。

仮に関わっていたとしても、少年少女らによる供述から名前が上がってくる可能性は低いと思われます。

警察の捜査により携帯電話の履歴等から名前が浮上し、そこでカマをかけられたりすると自供するかもしれませんが、暴力団関係者の名前を売るという行為は自殺行為です。

裏社会でそれなりの期間を過ごしてきたのであれば、その危険性はよく知っているはず。死んでも自供しないかと思われます。

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コメント

  1. 匿名

    更新されるのを待っておりました。
    大変わかりやすい解説、ありがとうございます。

    ところで疑問なのですが、少年院には初等・中等・特別の3段階があるんですよね?(医療は除く)

    なぜ3人(特にボクサーの彼女の中区住みの女の子)は特別少年院ではなく、中等少年院への送致となったのでしょうか?

    3年間と期間も長いようなので、なぜこのような結果になったのか気になります。

    • 少年院.com|管理人

      こちらこそ、そのようなお言葉をいただきありがとうございます。

      なぜ少女らが中等少年院への送致になったかですが、特別少年院は基本的に「少年院再入者」を収容する少年院だからです。

      初等<中等<特別という風に収容期間が長期化するわけではありません。

      色々と細かい規定はありますが、ざっくり言うと初等は中学生、特別は再入者という感覚でご理解いただけたら良いかと思います。

      ちなみに、再入者でも中等少年院へ送致されることもあります。

      各少年院に関する詳細は以下をご参考ください。

      初等少年院
      中等少年院
      特別少年院

  2. ママ

    毎日更新まだかと待ってました!
    主犯格とその彼氏は、逆送となりましたが、逆送なるとどうなるんでしょうか?

    先日、少女3人の判決も下されましたが、自分達のしてしまったこと、被害者へのお悔やみを一生忘れず更正して戻ってきてほしいものです。
    他のサイトとかでは、死刑!!とか言われていますが、私は忘れることなく、更正して、社会復帰してほしいと思っています。

    • 少年院.com|管理人

      お待たせしてしまい申し訳ありません。
      逆送になると、簡単に言えば”成人と同じ扱いを受ける”ことになります。

      詳しく説明させていただきますと、成人の場合は犯罪を犯した場合、検察官が容疑者を起訴して裁判へと発展。量刑を決めるための審理などを地方裁判所が管轄することになります。

      それに対し未成年の場合は、検察官が容疑者を家庭裁判所へ送致。「裁判」というものは行なわれず、それに近い「少年審判」というものが、家庭裁判所の管轄により開かれます。

      家庭裁判所による処分で最も重たい言い渡しは「少年院送致」となりますが、犯行内容が悪質な場合や年齢が20歳に近い場合など、「家庭裁判所による処分ではなく、大人と同等の裁きが必要」と判断された場合に、家庭裁判所から検察官へ逆送致され、検察官が地方裁判所へ容疑者を起訴。成人と同等の裁判へと移行することになるのです。

      そのため、地方裁判所による判決で有罪判決を受け懲役刑となった場合、収容先は刑務所になります。当然、前科もつきますし、裁判は見知らぬ人に傍聴されます。今回の事件は裁判員裁判となりますので、一般人の裁判員も含めた審理となり、裁判は長期化するでしょうし事件や自身のことなど根掘り葉掘り全てが公然の場で明らかにされます。

      それに対し少年審判は非公開ですし、少年院送致などの家庭裁判所による処分では前科もつきません。逆送されるかされないかというのは、それだけの違いがあります。

      本当に、ママさんのおっしゃる通りで、少女らには更生して戻ってきて欲しいですね。16歳~17歳とまだ若く、さらにこれまでの発育環境などから察するに、精神年齢はさらに低いと思います。

      なので、視野も狭く現時点では自分の置かれている立場などを正面から受け止めることができていないかもしれませんが、これからの施設生活で成長していってほしいものですね。

  3. 杉並の初老男

    少女B、D、Eについては、妥当な審判結果だと思います。
    しかし、少女Bについての行政の責任は重いと思います。
    「過酷な育成歴」があるから、生活保護を受けていたのでしょうが、あまりに放置しすぎではないでしょうか。
    結果的に、その生活保護のお金(税金)で不良グループの溜まり場が作られ、犯罪の温床となってしまいました。

    ttp://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20131016ddlk34040627000c.html

    ついに、”面倒見”ですか?逮捕されたようですね。

    • 少年院.com|管理人

      少女Bが少年院送致になったのは、本当に良かったと思います。
      「更生」に焦点をあてた場合、刑務所は効果が薄いと思うので。
      家庭裁判所は警察や検察の意見書、世論などに配慮せず、少年法に基いて忠実な判断を下したという印象を受けます。

      また、今後の展開次第では、主犯少女らも少年院送致で済む可能性もありそうです。

      行政の責任、確かにそうですね。
      生活保護担当の窓口が少女のプライベートをどこまで認識していたのか、生活保護受給までの間にどのような手続き・やり取りがあるのかなど、生活保護の実態・システムを全く知りませんので、どこに責任の所在があるのか分かりませんが、少なくとも何かしらの見直しが必要であることは今回の事件で明らかになったと思います。

      少女Bと同じような境遇の少女は、全国に大勢いるはずですし。
      しかし、おそらく行政は何も対策も講じないのでしょうね・・・。

      面倒見の件ですが、個人的には、本当の面倒見は別にいると思っています。何の根拠も無い”勘”ですが。
      なので少しの間、傍観してみようと思っています。

  4. ママ

    詳しい説明ありがとうございます。
    裁判になるということですが、少年少女たちは、鑑別所にずっといることになるのでしょうか?

    私の息子も16歳で色んな悪事をして現在、試験観察中です。今は、ずいぶんおとなしくもなりましたが…
    このぐらいの年齢は本当に仲間を大事にします。
    殺人なんて、自分とは無縁のことだと思っていますが、我が子の仲間の付き合いを見ていると、いつどんなときにこの広島の子たちと同じようなことが起こるのかと他人事とは思えなくて…
    管理人様も色んな経験をされて、現在にいたっています。
    この子たちにも、早く社会復帰して、人生の楽しさ、悲しさ、辛さ。経験して成長してほしいです。

    • 少年院.com|管理人

      鑑別所にずっといる可能性もありますが、拘置所に移送される可能性もあります。成人であれば、起訴された被告人は原則として拘置所で生活しながら裁判にかけられますが、未成年の場合はそのまま鑑別所で生活し続ける場合もあるようです。

      子供さんが試験観察中なのですね。
      16歳ということであれば、子供さん自身はどうか分かりませんが、周りの友人には何事も暴力でばかり問題解決するような友達も多いことと思います。

      おっしゃるとおりで、深層心理ではもしかしたら違う心理が働いている可能性もありますが、確かに仲間のことを大事にし、仲間のためなら敵を殺しかねない勢いでボコボコにしますよね。

      いずれ色々なことに気付く時が来るでしょうが、結局周りは”きっかけ”を与えることしか出来ませんので、変わるか変わらないかは本人次第です。
      少年院ではそのきっかけを山ほど与えてもらえるので、それに応えていってもらいたいものです。

  5. しおり

    主犯格ゎ懲役10年~やけど
    少年院送致になれば
    懲役何年?

    • 少年院.com|管理人

      原則として懲役10年~とはなっていますが、一定の事情が認められた場合には最大、半分の半分まで刑を減軽することができます。(成人の場合。)

      未成年の場合にも、おそらくこの法則はそのまま当てはまるかと思われますので、少女2人に関しても最大で2年半まで減軽することが可能ということになります。あくまで「可能」というだけなので、実刑2年半という判決はまずあり得ないと思いますが。

      少年院送致となった場合の収容期間ですが、5年以上はほぼ確定でしょうが、正直どのようになるか予想が出来ません。決して精神障害者ではないでしょうが、犯行の悪質性などから、一般の少年院ではなく医療少年院での医療的矯正教育を施す可能性もあるかもしれません。

      そうなった場合には、医療少年院で一定期間過ごしある程度の矯正教育の効果が認められ次第、中等少年院に移送。そして中等少年院で一般の少年と同様の矯正教育を数年間受け、更生が認められれば出院、という流れになるのではないかと思います。

      つまり、少女らの矯正具合で出院期間を随時調整するような対応をする可能性もあるかもしれない、と感じます。

      今回の少女らに対する審判では、裁判官が逆送の判断をしたと同時に「矯正教育を切に願う」と少年院送致を促すような付言をするという異例の事態ですので、どうなるか全くわからないのが正直なところです。

      そもそも逆送になった時点で、実刑となり刑務所行きとなるのが原則なので。少年院送致となること自体が特例となります。

      犯行当時16歳で被害者は1人、そして被害者遺族の処罰感情もそれほど高くないと予想されますので、結局は少女らが公判などにおいてどれだけ反省の態度を示すことができるか、ということに左右されるでしょうね。

  6. うー

    少年Cゎ
    中等少年院送致になったけど
    何年で出所になるんですか?

    • 少年院.com|管理人

      ※少年の個人名が記載されていたため、「少年C」と修正させていただきました。

      出院までの期間ですが、設定期間としては、裁判所から4年程度という勧告がなされています。

      なので、原則として4年前後で出院してくることになりますが、少年院は刑務所と違い「更生させること」を目的としていますので、更生が認められなければいつまででも期間は伸び続けます。(刑務所は満期が来たら必ず出所できます)

      逆に言えば、院内で真面目に過ごしていれば期間が短くなることもありますが、その可能性はかなり低いでしょう。

      以上のようなことから「何年で出れる」ということは言えないのですが、基本的には4年前後、最速で3年半、遅くて5年以上という感じになるかと思われます。

  7. 匿名

    初めまして!
    あたしは少年犯罪について論文を書きたいと思うのですがこれらの情報はどこから収集したのでしょうか?
    失礼だとは思いましたがぜひ教えてください!
    お願いいたします

    • 少年院.com|管理人

      初めまして。

      「これらの情報」というのが当ページ内のどこの情報を指しているのか分からないのですが、事件に関する事実関係や少年審判の結果・決定要旨などの客観的事実に関しましては、新聞・ニュースなどを元にしています。

      その他の内容に関してましては、個人的な予想や持論です。

  8. 匿名

    ご親切にありがとうございます!!
    過去の新聞を探してみます!

  9. 無職少女の懲役は何年に確定したんですか?

    • 少年院.com|管理人

      ※主犯少女の実名が記載されておりましたので、「無職少女」と書き換えさせていただきました。

      懲役が何年に確定したかですが、まだ裁判自体始まっていません。
      現在、公判前整理手続き中だと思われますので、無職少女は鑑別所か拘置所にいます。

      強盗致死罪と非常に重たい罪ですし、裁判員裁判となる事案ですので、公判前整理手続きもそれなりの期間がかかりますが、裁判が始まってから判決が下るまでもかなりの時間がかかります。

      • ありがとございました

  10. マリア

    少女D,少女Eは今年少年院を退院するんですかね?

    • 少年院.com|管理人

      おそらくそうなるものと思われますが、少年院は刑務所と違い、規律違反を犯したり生活態度が悪ければ、いくらでも期間は延びます。

      真面目にしていれば今年中に出てくる可能性が高いでしょうが、真面目にしていなければ1年半、2年、といくらでも延びることになります。

  11. 非常に分かり易くまとめていただきありがとうございます。可能な限り客観的にまとめようとしておられる様ですが、1点ご質問があります。
    被害者の処罰感情の強さについて
    「被害者遺族は我が子や自分自身の教育にも責任があったことを自覚していることと思いますので」
    と有りますがそう思われる根拠は何でしょうか?
    何か証言のようなものがあったのでしょうか?
    こういった悲惨な事件にあわれた遺族はどんな心境でおられるのか知りたいので、ぜひお答え下さい。本当に自身や子どもにも責任があると思えるものなのでしょうか。

    • 少年院.com|管理人

      返信が大変遅くなってしまい、申し訳ございません。
      被害者遺族の方が直接そのような証言をしたという事実があるわけではなく、あくまでも私が事件に関して調べていく中で、個人的にそのように感じたというのが理由です。

      黒瀬さん含め事件に関わった少年少女らのブログやSNSなどの情報発信ツールを細部まで見てきた中で、あまりこういうことは言いたくありませんが、事件に至った経緯については黒瀬さん自身にも原因・責任があったと思わざるをえないのが正直な感想です。親御さんも、同様です。

      もちろん、悪いのは明らかに容疑者の少年たちですし黒瀬さんを責めることは出来ませんが、事件に至るまでの過程における言動において、黒瀬さんに問題があったのも事実であると思っています。

      親御さんは、事件に関する詳細を、報道だけでなく警察経由でもありとあらゆる事実を知らされるはずです。表に出ていない情報も含めて、多くのことを知ることになります。

      その中で、容疑者らに対する憎悪や娘を失った悲しみなど、第三者には計り知れない負の感情を抱くことと思います。ただ同時に、自分の娘の問題行動や、自分の親としての管理責任能力などについても、少なからず考えさせられるのではないかと感じました。

      もし私がこの事件の被害者の親であったとして考えた時、内心では容疑者たちを心底憎むのは間違いないことですし、心では死刑にして欲しいくらいに思うと思います。が、娘や自分自身のことは一切棚に上げ、容疑者らの処罰に対して厳罰を求める(表明する)ことは出来ません。

      ただ、これらはあくまでも実際に体験したわけではない立場での思考ですし、人それぞれの性格などにもよるものですので、実際に親御さんがどのような心境であるかというのは、私には分かりません。

      当ページ内の情報は、少年法の趣旨を尊重しつつ、報道機関を通して正式に発表されていることを中心にまとめていますが、私の個人的見解や予想なども多く含まれています。あくまでも、一個人としての意見であることだけはご理解いただけますようよろしくお願い致します。

      • しんじつ

        被害者の父親はDV を繰り返し離婚別居。母親はうつ病、本人もうつ病、二人とも入退院を繰り返してます。本人も入院中で一時退院していただけ。そのたった一日の自由な日に遊びに誘われたのが嬉しくて会った事もない知り合いでも会いに行った。

  12. 匿名

    税の無駄やな 昔なら島流し

  13. 賛成派

    本日(平成26年4月11日)、殺人や放火など重大な罪を犯した少年のうち、犯行時に18歳未満だった少年に対し 、無期懲役に代わって言い渡すことができる刑の上限を現在の15年から20年に引き上げるなどとした改正少年法が参議院本会議で可決・成立した事について。

    この改正少年法は、通常の裁判員裁判で行われる無職少女と少年Aの裁判にも影響を与える改正でしょうか?
    あくまで、家裁の少年審判での適用刑量ですよね?
    管理人さんの意見をお聞かせ願えないでしょうか。

    また、今年の6月から無職少女と少年Aの裁判員裁判が始まるとの噂も耳にしました。
    裁判が始まれば、これまでの少年少女の自供もある事ですし、長期化はせず判決まで1ヶ月程度ですかね?
    管理人さんの予想をお聞かせ下さい。

    • 少年院.com|管理人

      ご返信が大変遅くなってしまい申し訳ございません。
      その改正少年法ですが、家裁の少年審判に適用されるものではないです。

      少年審判の決定による最も重たい処分は少年院送致となり、懲役などの刑を言い渡すのは逆送後の刑事裁判による判決となります。(逆送=成人とほぼ同じ条件で裁かれる)

      そのため、万が一今回の少年少女の量刑が15年以上となる場合には、今回の改正が影響されると思われます。ただ、個人的には懲役15年以上となることはないと思っていますので、そういう意味ではおそらく今回の改正に関して2人は影響を受けないのではないでしょうか。

      裁判が始まってから判決が出るまでの期間ですが、裁判員裁判は1ヶ月程度で終わることはないと思います。

      なお、先日鑑定留置が決定したようなので、精神鑑定が終わってちゃんと裁判が始まるの自体が8月~9月頃になるのではないでしょうか。

      私も専門知識を持ち合わせているわけではないので、あくまでも個人の意見として参考程度にてよろしくお願い致します。

  14. ママ

    自分達の犯した罪の重さを心身共に受け取って、早く出てきてほしいですね!って思う私はおかしいのでしょうか?
    前回もコメントさせていただきましたが、私にも同年代の息子がおりました。今年に入って事故で帰らぬ人となってしまったのですが。命の尊さ、親の悲しみ。本等に反省し戻ってきてほしいです。

    • 少年院.com|管理人

      少年院送致となるのか、少年刑務所への服役となるか、それとも責任能力がないと判断され病院行きとなるのか。更生に焦点をあてた場合、私としては少年院送致が良いと思っていますが、いずれにせよいつかは社会復帰するわけですから、更生して戻ってきてもらいたいですね。

      同年代の息子さんとは、試験観察になっていたお子さんでしょうか。
      何と申し上げて良いものか…。心より、お悔やみ申し上げます。

  15. 匿名

    とても分かりやすい記事で大変参考になります。
    管理人様有難うm(_ _)m

    • 少年院.com|管理人

      そう言っていただき、嬉しく思います。
      こちらこそ、ありがとうございます。

  16. ちょっと見づらい

    年月が揃ってませんよね。
    下って行くと前後しますよね。

    • 少年院.com|管理人

      見づらい構成となっており申し訳ございません。
      ご指摘いただいた件もそうですが、事件から約1年が経ち月日だけでは2013年と2014年の区別も分かりにくくなっていると思いますので、まとまった時間が取れましたら大幅な修正を加えたいと思います。

  17. ふざけてますね

    人を殺しておきながら3年とか短すぎます。

  18. ひろしまん

    唯一成年の運転役の男と主犯少女とその恋人の主犯少年にそれぞれ重い懲役刑が出ましたね
    あとこの殺人事件とは別ですがこの主犯少女と組んで売春斡旋をしていた男らも逮捕及び判決が出ています
    また引き続き更新をお願いいたします、全国で事件が多く大変だと思いますが応援しております

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