前記事→No.23:吉本伊信の内観法と医者の医務診察(入院3日目)

毎日毎日、内観の日々

前回の記事で書いたように、毎日毎日、内観。
ちなみに考査期間の大まかな日課は、大体以下のような感じ。

少年院での考査期間中の日課
1日目 オリエンテーション
2日目 作文「自分が犯した非行について」
3日目 内観(母親-小学生の頃)
4日目 内観(母親-中学生から現在まで)
5日目 内観(父親)
6日目 内観(兄弟)
7日目 内観(祖父母)
8日目 読書
9日目 最後のまとめ
10日目 集団寮へ編入

午前中はカセットテープを聴いて内観、午後からは内観した内容について文章に書き起こす。

目をつむっている時間が長すぎるため、ふと眠くなってしまうことも…。

それに内観中は、聞こえてくる色んな音に耳を傾けることになる。

集団寮の方から聞こえてくる声、単独寮に入ってくる少年(調査や新入生など様々)、教官と少年が話す声、報知器が倒れるカコーンという音など。

ちなみに報知器とは、ここのボタンを押したら通路側に札が倒れ、教官に用事があることを伝えるためのもの。
少年院の部屋

本来、内観に集中していれば周りの音なんか聞こえてこないのかもしれないが、基本的には無音で凄く静かなため、ちょっとした音が聞こえてくるとついつい耳を傾けてしまう。

基本的に、考査期間はこのような生活だった。

色々な教官との面接

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No.25「集団寮へ編入-周りは坊主、坊主、坊主…」に続く