浪速少年院

浪速少年院について

浪速少年院は大阪府茨木市にあり、初等・中等少年院が併設されています。収容期間は最低で１年間、平均で１３ヶ月程度となります。

国内で２番目程度に有名な少年院で、収容されている少年の特徴としては「年齢が高い」「IQが高い」「無職」「保護環境が悪い（父母が引き取らない、少年院に残りたくて犯罪を重ねる）」などがあります。

収容定員が１６０名と比較的多く、「少年院の御三家」と呼ばれる日本３大少年院（多摩少年院、浪速少年院、瀬戸少年院）の内の１つです。

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浪速少年院に関連した事件

２０１１年８月　浪速少年院に収容中の少年が鉄格子切断し逃走【脱走事件】

出典：http://www.asahi.com/（朝日新聞デジタル）

８月１３日、浪速少年院に入所中の少年（１８）が窓の鉄格子を切断して脱走した。
切断された鉄格子は個室の窓に取り付けられたもので、施設を囲うフェンスには乗り越えたような跡が残っていた。

巡回した職員が少年が部屋にいないことに気付いたが、トイレの前にスリッパが置いてあったため用をたしていると思い込み、脱走の発覚が遅れてしまった。

同院によると、部屋の窓にはめてある鉄格子１本が切られており、縦２０ｃｍ・横３５ｃｍ程度の隙間ができていたという。
ここから居室外の巡回用通路に出て、柱などをつたって地上に下りたとみられる。

施設全体を囲っている有刺鉄線のついた高さ約３メートルのフェンスの外には、少年の部屋のものとみられる毛布が落ちており、有刺鉄線を乗り越える際に使ったのではないかとみられる。

少年は、全国に指名手配された。（鉄格子の建造物損壊容疑）

そして９月２３日午前３時半ころ、外部から寄せられた情報を元に張り込みをしていた警察官に、大阪府堺市南区の団地内にある友人の家に入っていくところを見つけられ、部屋を訪ねると友人とともに少年が中にいた。容疑について「間違いありません」と認めたため、逮捕したという。

脱走から１ヶ月以上もの月日が経っており、外部からの情報が無ければ少年の身柄を確保するのは困難だったとみられる。

いくら少年でも、指名手配犯であれば顔写真等を公開すべきという意見も飛び交い、ネット上などでも大騒ぎとなった有名な脱走事件。