赤城少年院について
赤城少年院は群馬県前橋市にあり、初等少年院に対応しています。
長期処遇を実施しており、教育期間(収容期間)は平均で1年程度になります。
東京ドームよりもひとまわり大きい広大な敷地を持ち、千貫沼や湖畔の樹木、赤城山などに囲まれた恵まれた自然環境に設営されています。
名称 | 赤城少年院 |
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種別 | 初等少年院 |
収容区分 |
【長期処遇】
職業能力開発課程(V2) 教科教育課程(E1/E3) ※詳細は少年院の分類処遇課程を参考。 |
住所 | 〒371-0222 群馬県前橋市上大屋町60 |
電話番号 | TEL:027-283-2020 FAX:027-230-4007 |
アクセス | 前橋駅からタクシーで約30分 駒形インターから車で約20分 |
土地 | 52000㎡ |
収容定員 | 約123名 |
環境 | 4つの集団寮(各寮にホールと4人部屋×6室)、単独寮(単独室×24室)、ひまわり寮(単独室×3室)、学科教室、視聴覚教室、農園芸科教室、体育館、プール、グラウンド、農場、家庭寮など |
掲示板 | 赤城少年院 | 少年院掲示板 |
アクセスマップ
教育活動の詳細
標準収容期間 | 長期処遇:約12ヶ月 |
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生活指導 | 個別面接、内省、集会活動、社会適応訓練講座、進路指導、就労支援、被害者の視点を取り入れた教育など |
教科教育 | 中学校教育(義務教育)および高校受験希望者に対する補習教育 |
職業補導 | 農園芸科、溶接実習、危険物取扱者試験指導 |
資格取得 | ガス溶接技能講習、アーク溶接、危険物取扱者試験(丙種・乙種4類)、珠算検定 |
特別活動 | 作法教室、赤城山登山、クラブ活動、院外教育(社会見学など) |
主な行事 | 餅つき大会、意見発表会、サッカー大会、野外訓練、卒業式、観桜会、赤城山登山、写生大会、スポーツテスト、読書感想文発表会、収穫祭、プール開き、サマーコンサート、水泳大会、しらさぎ運動会、しらさぎ祭 |
1日の生活
7:00 | 起床・洗面・身辺整理・清掃 |
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7:45 | 朝食・休憩 |
8:30 | 学習 |
9:00 | 朝礼 午前日課(教科教育、職業補導、新入時教育など) |
12:00 | 昼食・休憩 |
13:10 | 昼礼 午後日課(集会活動、非行態様別指導、面接相談、クラブ活動など) |
15:10 | 体育 |
16:00 | 個別面接・身辺整理 |
17:00 | 夕食・休憩 |
18:00 | 日記記入・進路別学習・被害者の視点を取り入れた教育 |
20:00 | 自主計画活動(テレビ視聴、学習など) |
21:00 | 就寝 |
赤城少年院の歴史
昭和17年10月 | 少年保護施設「赤城少年道場」収容開始 |
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昭和22年6月 | 少年院法に基づく榛名少年院として開設 |
昭和27年5月 | 赤城少年院に改称 |
昭和52年3月 | 全体改築工事竣工 |
昭和52年6月 | 義務教育未修了者を対象とする教科教育課程開始 |
平成19年11月 | 少年法等の一部改正により、14歳未満の少年を収容する少年院として指定 |
赤城少年院に関連した事件など
2002年10月 赤城少年院の教官らが収容少年に暴行【暴力事件】
赤城少年院の男性法務教官(33)は2001年10月26日、ソフトボール大会で態度が悪かった少年ら5人を寮の廊下に並ばせて平手打ちをした。
16歳の少年が平手打ちを避けたため腹を立て、この少年の頭を壁に打ち付けて右耳を約20針縫う1週間の怪我を負わせた。教官は少年と両親に謝罪した。2001年12月に停職1ヶ月の紹介処分を受け、その後依願退職した。
同少年院では2001年10月にも別の男性法務教官が少年ら2人の頭を床にぶつけたりなどの暴行をして減給1ヶ月の懲戒処分としたほか、別の教官ら3人が収容少年への暴行をしたことを申し出て注意を受けた。
2002年7月以降も教官による暴行が2件発覚している。
赤城少年院に入院したことのある著名人
- 川崎 タツキ(元プロボクサー、現パワーオブドリーム会長)
- 東京都足立区生まれ。
1987年夏、傷害事件を起こして赤城少年院へ入院、出院後は極道の世界へ。
1996年、薬物の幻覚や妄想から自殺未遂、精神科に入院(沖縄ダルクへ)
1997年、沖縄ダルクを退院、帰京。
1999年、ボクシングに誘われる。
2000年7月、28歳でボクシングプロデビュー。
2008年12月、ラストファイト。引退。
2010年12月、パワーオブドリーム(格闘技ジム)の会長に就任。
今後、コメントは原則として掲示板にてよろしくお願い致します。
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