有明高原寮について
有明高原寮は長野県安曇野市にあり、初等・中等少年院が併設されています。
短期処遇(一般短期処遇および特修短期処遇)にのみ対応しており、比較的不良傾向の進んでいない少年が収容されます。
鉄格子などに囲まれていない開放的施設で、少年の平均収容期間は4ヶ月~5ヶ月程度になります。
また、東日本の特修短期処遇の集約施設(男子)に指定されています。
名称 | 有明高原寮 |
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種別 | 初等少年院、中等少年院 |
収容区分 |
【短期処遇】
短期生活訓練課程(SG) 特修短期処遇(O) ※詳細は少年院の分類処遇課程を参考。 |
住所 | 〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明宮城7299 |
電話番号 | TEL:0263-83-2204 FAX:0263-81-5004 |
アクセス | 細野駅から約5.7km 安曇追分駅から約6.8km |
収容定員 | 約60名 |
掲示板 | 有明高原寮 | 少年院掲示板 |
アクセスマップ
教育活動の詳細
標準収容期間 | 一般短期処遇:約5ヶ月 特修短期処遇:約11週間 |
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生活指導 | 課題作文、問題性別教育、集会、担任面接、温泉カウンセリング、ゲストスピーカー講話 |
教科教育 | 教科教育、補習教育など |
職業補導 | 農園芸作業、木彫作業、小型車両建設機械運転講習修了資格の取得など |
保健体育 | ランニング、水泳など |
特別活動 | クラブ活動、登山、コンサート、キャンプ、創作活動、実習体験、奉仕活動、生活意見発表会など |
主な行事 | 早春賦音楽祭、春の遠足、春の写生会、デーキャンプ、燕岳登山、盆踊り大会、マラソン大会、水泳大会、鐘の鳴る丘運動会、秋の写生会、秋の遠足、収穫祭、クリスマス会、スキー訓練、鐘の鳴る丘コンサート |
有明高原寮の歴史
大正8年2月 | 中房温泉から引湯した温泉旅館を現在地に建築 |
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昭和21年6月 | 司法保護団体「松本少年学院」が少年保護施設として運営開始(これがNHKラジオドラマ「鐘のなる丘」のモデルとなりました) |
昭和24年1月 | 法務省が買収し、少年院「有明高原寮」として発足 |
昭和50年3月 | 短期処遇課程を開設 |
昭和55年3月 | 庁舎改築、家庭寮新設 |
平成3年9月 | 特修短期処遇開始 |
平成3年10月 | 寮舎等改築工事着工 |
平成11年12月 | 寮舎等改築工事完成 |
平成19年5月 | 短期処遇の改編、短期生活訓練課程および特修短期処遇広域収容開始 |
有明高原寮に関連した事件や作品など
2005年9月 有明高原寮に収容中の少年が一時逃走【脱走事件】
9月4日午前4時55分ころ、有明高原寮から「18歳の少年が逃走した」と警察に通報があった。
通報を受け少年を捜索していたところ、通報から約1時間半後に近くを歩いている少年を警察官が発見、保護したという。
少年は強盗未遂事件を起こし、8月中旬に収容されたばかり。
有明高原寮は施設をフェンスなどで囲んでおらず、簡単に敷地外へ出ることが可能だった。
有明高原寮に関連した作品
・NHKラジオドラマをもとにした1948年の松竹映画「鐘の鳴る丘」のロケ地。
・第20回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『人は変われる~有明高原寮の少年達~』 (制作:長野放送)
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