人吉農芸学院

人吉農芸学院について

人吉農芸学院は、熊本県球磨郡にある中等少年院です。
職業上の資格取得、および職業生活に必要な知識・意識・技能等の習得に力をいれています。

西日本の「建設機械運転資格　取得訓練」の広域センターにも指定されています。（東日本は茨城農芸学院が該当）

アクセスマップ

教育活動の詳細

１日の生活

人吉農芸学院に関連した事件

２００６年４月　人吉農芸学院の少年ら３人が逃走【脱走事件】

４月１１日午後４時過ぎころ、寮から数十メートル離れた入浴場に隊列を組んで向かう途中、少年ら３人（１７歳、１９歳、２０歳）が職員を振りきって逃亡。

１７歳と１９歳の少年２人は同日夜、トラックで逃走中に身柄を確保されたが、２０歳の男はともに行動しておらずその後も逃走を続けていた。

しかし、４月１５日午前１０時半ごろ、同学院に隣接している会社事務所の休憩所にいたところを男性従業員が発見し学院に通報、学院職員が駆けつけ身柄を確保された。

男は右足のかかとを骨折しており、逃亡当日の１１日からずっと身をひそめていたという。その後、病院に運ばれた。

２０１０年８月　人吉農芸学院に収容中の少年らの下半身触る【教官懲戒】

人吉農芸学院の男性法務教官（３５）は、２００８年９月ころ、教官室で少年１人のズボンの上から下半身を触ったほか、その他４人の少年に対しても同様の行為や背後から抱きかかえるなどの行為をした。

教官は「激励のつもりだったが、行き過ぎた」と話しているという。
同学院が２００９年５月に、収容少年全員を対象に行なった調査で発覚。２０１０年８月２７日付で減給１ヶ月の懲戒処分にしたと発表した。

２０１１年３月　成人雑誌・ＤＶＤを差し入れ、専門官減給【教官懲戒】

人吉農芸学院で２０１０年３月～１０月、男性法務教官専門官（５５）が担当していた少年の求めに応じ、自費で購入したスポーツ紙や成人向け雑誌を十数回以上にわたって差し入れるなどしたという。

少年は当時１人部屋に収容され、専門官は当直勤務時などに面接を装って物品を持ち込み、翌朝返却させていた。ＤＶＤは院内の教室で視聴させたこともあったという。

２０１０年１０月、少年への所持品検査で発覚し、専門官は「少年の心情を安定させるためだった」と釈明している。

人吉農芸学院は２０１１年３月２２日、専門官は減給１０％（３ヶ月）の懲戒処分とし、同日付で依願退職したことを発表した。