少年院は必要なのか?
国民が汗水たらして納めている税金を投資すべき施設なのか?

正直、一般の方々からすると納得がいかないのではないでしょうか。
まっとうに生きている人々に迷惑・被害を与えて生きてきた非行少年に税金が注ぎ込まれていると思うと、少年犯罪の被害者の心情は特に複雑だと思います。

しかし、少年院は必要な存在だと私は思います。
少年を非行に走らせたのは、ある意味社会が原因だったりもします。(決して少年が悪くないという訳ではありません)

国民ひとりひとりに責任がある訳ではありませんが、非行少年を更生させるために社会全体で支えてあげることが必要だと思います。

法務省・少年院・法務教官には、少年を更生させ、上記のような背景を理解させ、出院後に何倍にもして社会貢献できる人間へと更生させる義務があります。
そして非行を犯した少年は、それに応えなければなりません。

人はみな支え合って生きているのです。

少年院は刑務所とは違い、”刑罰”ではなく”矯正教育を受けさせる施設”と定義されているだけあり、刑務所よりも更生率が比較的高いと言われています。

誤ったことをする人間は、全世界共通でどこにでも存在します。そういった人間を一人でも減らし、平和な世の中を築き上げるために少年院は必要であり、価値ある施設だと思っています。

非行少年に対する社会全体の目が変われば、少年たちも変わってくるのではないでしょうか。
法務省や警察に丸投げするのではなく、もっと民間の団体や民間人ひとりひとりが少年犯罪に目を向けて下されば、非行少年改善の早期解決につながるのではないかと思います。

少年院を税金泥棒呼ばわりする方もいらっしゃるかと思いますが、そういった方々にも少年犯罪問題の深刻さを理解し、少年院の必要性を理解していただけたらと思っています。