前記事→No.5:留置場実体験2日目 ~簡単な取り調べ~

起床

朝起きると、昨日とおなじくリーウンは既に起きていた。

またもや、布団もたたんだ状態だった。

もしかして根は真面目なのかなと思いながらも、俺も布団をたたんでリーウンと話をしていた。

すると看守が小窓を開け

「今日はこっち(少年)の部屋から掃除スタートするけぇね。139番は8時から検察へ行くから。」

と言ってきた。

そして昨日のように掃除・洗面・歯磨き等を終え、朝食を済ませた。

朝食のあとリーウンと喋っていると、しばらくして刑事からのお迎えが来た。

検察へ送検(検察官へ捜査記録・証拠物件・容疑者の身柄を送ること)されるためだ。

部屋から出て身体検査を受け、留置場から出る前には手錠をはめられ、腰に縄を巻かれる。

そして今までとは1つ違ったのが、警察署内から外に出る場合は、手錠が生で見えないように手にかぶせ物をかぶせられること。

それ自体は構わないのだが、その「かぶせ物」を見た瞬間に衝撃が走った。

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No.720日間の勾留生活に続く